第10章 公開プロポーズ
その後、私たちのスマホは
大変なことになっていた。
テレビを見ていたらしい友人知人から
『見たよ!』『結婚すんの?』『オメデトー!!』
…という類いの連絡が山のように届いていたから。
私の母からも
『結婚するなら、
世間様より先に、親に報告してちょうだい!
びっくりして血圧が上がりそうです!!
お母さん、テレビ見てからずっと
ドキドキが止まらないわよ!!
お父さんは"きいてないぞ!"って拗ねてます。』
…と、!マークだらけのメールがきていた。
おかーさんもドキドキしましたか?
私は彼と知り合ってから
ずっとドキドキしてます(笑)
…というか、
はい、私、結婚するみたいです。
言い訳するようですが、私もついさっきまで、
自分が結婚するなんて思っても見なかったもので…
私のワクワクドキドキの人生は、
きっと私の周囲の人の人生も
ワクワクドキドキに変えてくれる。
光太郎と一緒にいれば、
それは間違いないって、
自信をもって、言えるよ。