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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第10章 公開プロポーズ



赤葦君の言葉には、
まるで家族のような優しさが溢れていた。

やっぱり光太郎は、
愛し上手で愛され上手な人なんだね。

私も、
光太郎を愛したいし
光太郎に愛されたい。
だから、自信をもって
光太郎のことを好きになるよ。

そのためにも、
ウザがられたら…なんて遠慮してないで
ちゃんと聞きたいことは聞こう。

光太郎の、懐の深さを信じて。

『大丈夫です。
木兎さん、アキさんのこと、
ホントに大事に思ってますよ。
じゃなかったら、
誕生日に一人にしないようにって
代わりに俺を置いてったりしませんから(笑)

意味不明だし訳わかんないでしょうけど、
これも木兎さんなりの優しさってことで。』

赤葦君、ありがとう。

『よし、赤葦君、シャンパン頼んじゃおう。
光太郎の奢りだから、遠慮しないで!』

…光太郎はいなかったけど、
私にとっては有意義な誕生日だった。

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