第10章 公開プロポーズ
ズドン、と
経験したことない衝撃が
下半身にはしる。
いきなり挿入されたらしいのだが…
その存在感といったら。
サイズだけじゃない。
突き上げてくるリズムや、
中のこすれ具合、
強弱の付け方まで、
何もかもが全開っっ!という感じで
ハンパないのだ。
めまいがするような激しい攻めに驚き、
思わず、
非常階段だということも忘れて
声を出してしまう。
『あんま、声出すと、誰か来ちゃうよ?』
…やめて。
その言葉だけで
さらに熱くなっちゃうじゃない。
こんな私、知らないよ…
はだけたシャツと
生足に伝う自分の愛液。
打ち付ける音にあわせて響く
イヤらしい水音。
そして、こらえきれない自分の声。
端から見ればまるでAV女優のような
自分の恥態を想像して、
さらに興奮してしまう。
このままでは、本当に、誰かに声を
聞かれてしまいそうだ。
必死でこらえる。
『…あ…イヤ…ダ…メ…』
『ここで1回、イッとく?』
光太郎の、
状況をよまない軽く明るい誘いに(笑)
私は、遠慮なく昇りつめた。