第10章 公開プロポーズ
『どう?俺たち、相性いいんじゃない?』
『…そうだね。悔しいけど、認める。』
『だろっ?!俺の直感に間違いナシ!
じゃ、続きはベッドでゆっくりと…』
その後、ホテルでお互いの身体を
くまなくチェックしあい、
私達は、
お互いの相性の良さを再確認し、
そして、
自信をもってつきあうことにした。
…もし、他人からこんな話を聞かされたら
私はドーンとひくだろうし、
自分だったら有り得ない、と思うだろう。
でも、
光太郎は、
本当に、特別だったのだ。
迷いなく私を誘い、
迷いなく私を口説き、
迷いなく私を抱いて
一瞬で虜にした。
私が自分でも知らなかった、
私の中の新しい扉をパーンと開いて、
眩しい光を差し込ませてくれる。
この人のことを
もっともっと知りたい、と思わせる、
私にとって特別な魅力がある人。
…出会ったその日から、
こんなにも衝撃的な人。
それが、私にとっての光太郎。