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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第10章 公開プロポーズ




光太郎は、
Vリーグ ヨントリーシャイニングの選手。
私は同じ会社の陸上チームの
長距離ランナー。

最初の出会いから、強烈だった。

ロードワーク中の私に
追い付いてきたかと思うと
いきなり並んで走りながら話しかけてきたのだ。

『ね、ヨントリーの陸上部だよな?
グラウンドまで、
どっちが早いか競争しようぜ!』

『…あの、どちら様でしたっけ?』

『え~っ?俺のこと、知らない?
シャイニングの木兎光太郎。』

『すみません、私、バレー、興味なくて。
で、なんで陸上部とバレー部が競争?』

『相手がいた方が面白いじゃん。
バレー部のヤツラ、ロードワーク、
ちんたら走るからつまんねーんだよな。

陸上部に勝ったら、俺も威張れるし。
あ、相手にならないとか思ってる?
俺、体力あるからねー。
もしかしたら、陸上部に
スカウトされちゃったりして!

な、負けた方が、ビールおごりな。
よし、じゃ、スタートっ!』

勝手にしゃべり、
勝手に決めて、
勝手にスタートしていった…


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