第8章 小さな小さな披露宴
みんなで集まったあの日から
3日後の夜。
『お店、まだ開いてますか?』
『すみません、
今夜はもうおしまいなんです…あら?』
『こんばんわっ!んー、やっぱり美人だぁ☆彡』
『ちわ~っす!
女将さん、俺たちのこと、覚えてます?』
『もちろん。一静さん、お友達の皆さんが…』
店が閉まる時間を見計らったように
アイツらがやって来た。
松『なんだよ、お前ら。
来るならもうちょっと早い時間に来いよ~。』
岩『もう閉店だろ?』
女将『一静さんのお友達なら構わないですよ、
今、暖簾下げますから、貸し切りでごゆっくり…』
及『いやいや、俺たち、むしろ
閉まる時間を待って、今、来たんですよ~。』
松『…なんだよ。
お前ら、なんかやらかしに来たって顔してるぞ。』
花『はいはい、マツは、こっちの部屋。
女将さんも、片付けは後にして、
こちらへどうぞ…』
松『なに?なんだよ?』
花『安心しろ、悪いようにはしないから。』
松『当たり前だっ!』
俺とアキさんは、
別々の部屋にひっぱりこまれた。
松『お、おい、花、やめろ、
なんでお前が俺を脱がせるんだよっ?!』
…こいつら、何しに来たんだ?