• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第8章 小さな小さな披露宴




松川夫婦に見送られ、
3人で条善寺坂を下る帰り道。

岩『ま、事情はちょっと特殊だけど、
松川らしいっていうか…』

花『昔から不思議と
年上にモテるんだよな、あいつ。』

及『でもさ、
あんなに美人と結婚したんだもん。
記念写真くらいとっといたらいいのに。
おばあちゃんになってから、
"若い頃、美人だったんだよ~"って
証拠になるじゃん。』

花『…な、及川、
お前、あと何日かはこっちいるんだろ?
四人揃うことなんて滅多にないし、
この機会に俺たちから
サプライズプレゼント、してやんね?』

岩『サプライズ?』

花『ちゃんとした衣装着せてさ、
記念写真とってやろうぜ。』

岩『いいな、それ!
でも、そんなこと簡単に出来んのか?』

花『何いってんだよ、
俺は美容師で嫁はカメラマンだぞ。
衣装も、関係者価格で相談してみる。』

及『賛成っ!
サプライズって、ドキドキするよねっ。』

岩『お前も、経験あんのか?』

及『実は俺も、
プロポーズは思い付きのサプライズでさ。』

岩『お前の場合は
行き当たりばったりの無計画、だろ。』

及『岩ちゃんってホント、失礼だねっ!
でもさ、サプライズって、
仕掛ける人のセンスで決まるじゃん。
俺たちが揃えば、最強。』

岩『ちなみに、
お前のサプライズは失敗したのか?』

及『何いってんのさ、大成功っっ。』

岩『そりゃ、手伝ったヤツの手柄だな。誰だよ。』

及『…ツッキー。烏野の眼鏡のっぽ君。』

岩『展開がよくわかんねぇな。』

花『よし、じゃ、もう一軒寄って、
そこでサプライズの相談しようぜ!』

及『ちょっと!
俺のサプライズプロポーズの話も聞いてよ!』

岩『300字以内にまとめて提出せよ。
俺が採点しといちゃる。』

及『もうっ。みんなヤキモチやかないでっ。
及川さんのラブストーリー、聞いて~…』


/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp