第2章 スペシャルウェディング
まぁ、自分で言うのも何だけど、
奥手(?!)な俺のせいで、
実際に彼女の家で
モーニングコーヒーを飲むまでには
それから数ヵ月かかったのだけれど。
ついばむようなキスから始まり、
羽のようにそっと、
アキの全身に触れていく。
お互いの姿をさらけだしたところで、
アキをベットに運んだ。
壁に華奢な背中を預け、
両腕で胸を隠して
たてた膝をギュッと閉じているアキ。
『アキ…全部見せて。』
それでも恥じらう様子がたまらなくて、
思わず俺の方から手を伸ばしてしまう。
ゆっくりと開かせたそこには、
朝露のような潤いが溢れていた。