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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第27章 ウェディングプランナー



『黒尾さんも、そう思います?
私も、驚きのタイミングだと思って
ビックリしたんですよ!』

…アキ、お前、すげぇ、けど。

『でもやっぱ、悔しい。
なんでいっつもアキが
プロポーズすんだ?俺の立場は?』

『あれ、黒尾さん、
そーいうの、気にしない人かと思ってました。
なんなら今から
プロポーズしてもらってもいいですよ?
…てか、まだ私のプロポーズに
返事してもらってない気が…』

なんだ、これ。
お互い、グッズグズじゃねぇか(笑)

とりあえず、ギュッと…

『…ん?』

『どーしました?』

『香りが、違う。甘くね?!』

『あぁ、』

俺のハグから抜け出したアキが
鞄の中から、何か取り出して。

『これ、木葉さんの結婚式のあと、
エリさんから頂いたんです。
恋の魔法。大事なときに使って、って。』

『木葉君の奥さんって、あの
グラマーで外国人みたいな美人な彼女?
…Marry me!!…?!
そのまんまじゃねーか、おい(笑)
これ、つけてきたんだ?』

『はい、プロポーズがうまくいきますように、
エリさん、力、貸して下さい、って。』

積極的に見える女性たちも、
心の奥では"恋の魔法"に願いを託して…

みんな、好きな男の前では
"かわいい、恋する女"なんだな。

『こんなん使わなくたって
俺がNOって言うわけないじゃん、
…っていう気持ちと、
こんなんに願いを託すかわいさで、
俺はもう、アキにメロメロ…』

今度こそ、ギュッと…

『ん?!』

『…今度は、何ですか?』

『…子供が出来た、って言った?』

『はい。今、3ヶ月。』

『俺、パパ?』

『順調にいけば10月には。』

『まーじーかーーーっっぁっ!!
アキーーーっっ!スゲー!!』

『…さっきから、言ってますけどね…』

『抱き締めても、大丈夫?』

『(笑)急に変わりすぎですよ。
そのくらい、大丈夫。』

ギュッとしたくて、
でも、していいかどうかわからなくて、
ふんわりハグして、
それだけじゃ足りなくてキスもして、

…そしたら

"キュルルルル"

『…お腹、すいた…』

『またそのパターンか(笑)
よし、お祝いしよーぜ、何、食いたい?』

『豚骨ラーメンと餃子!』

『男前なリクエストだな(笑)よし、行こ!』


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