• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第27章 ウェディングプランナー



『夜っ久んはどれがいい?』

『どれでもいい。』

『夏希は?』

『私は、うーん、コレかな。クロは?』

『うん、俺もそれだな。』

夏希とクロの意見があえば、
もう、それでいい。
ラベルのデザインやメッセージまで
3人で決めて…

『夜っ久ん経由で頼んだ方がいいよな?』

『俺、というより早瀬に頼んでもらう。
つきあいある業者さんだから。』

『じゃ、受け取りは俺が行く。』

『わざわざ?配達してもらおうか?』

『俺、その店、行ってみたいからさ。』

『わかった。じゃ、
代表者の名前と電話番号はクロにしとく。
店から直接、クロに連絡いくようにしとくよ。』

…そのまま3人で
わぁわぁ飯、食ってる途中、
夏希が急に言い出した。

『ねぇ、クロ、彼女、変わった?』

『…なんだよ、唐突に。』

『最近見た中で、一番、スッキリしてる気がする。』

『俺はいつでも爽やか君デス。』

『えーっ?もりすけ、思わない?』

マジマジとクロの顔を見る。

『どっか、違うか?』

『絶対、違う!ね、彼女、かわったでしょ?』

YesともNoとも返事しないまま、
クロは夏希に聴いた。

『…なぁ、夏希、
結婚してよかったって思うのって、どんな時?』

『えぇ?もりすけの前でそれ言わせる?
…うーん、ケンカした時。』

『ええっ?ちょ、夏希、もちっと
何か、あるだろー?』

『夜っ久ん、動揺しすぎ(笑)
夏希、なんでそう思う?』

『つきあってる時は、
ケンカこじらせたら別れちゃうかも、とか思って
ちょっと遠慮したりもしてたんだけど、』

『…あれで遠慮してたのか?』

『うるさい、もりすけ(笑)
…でも、結婚したら、
少々のケンカじゃ別れないから、
自分の意見もハッキリ言えるし、
逆に、私のダメなところも
認めてもらいながら生活してると思ったら
私と結婚してくれてありがとう、
って気持ちも沸く。
なんか、よく言われるけど、ホント、
私にとっての結婚は、"安定"だな。』

『安定、かぁ。』

『俺も。一緒に暮らし始めてから
気遣いのラインが明確になった。』

『お前ら、一緒にいたい派だもんな。
…単身赴任とか、』

『『ない!』』

『…仲良く声を揃えて、か。
ゴチソウサマ(苦笑)』


/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp