第27章 ウェディングプランナー
自分でいうのもなんだけど
割と女性経験はある方だと思う。
初体験は高校の頃。
女子大生に筆下ろししてもらった。
あれから
彼女だったりナンパだったり、
商売だったり…数は、少なくない。
だいたいみんな磨いた身体が自慢で
だいたいみんなすぐ、ヤれた。
今、俺の目の前にいる彼女は
それとは、明らかに違う。
1つは、痩せてること。
もう1つは、
気持ち良さそうな顔をしないこと。
…正直に言う。
少し、興味が湧いてきてる。
この心も体も頑なな、
なんだろう、
ハリネズミみたいな?
アルマジロみたいな?
彼女を、俺の手でおとしたい。
久しぶりに、
オオカミの血が騒いでる気がする。
しかも、
キスするな、手を握るな、って。
上等じゃん。
ハードルが高い方が、燃える。
いつの間にか、
今夜、何故こんなことになってるのか
…トーコや旦那のこと…なんか
すっかり忘れていて。
目の前の珍獣(?!)を手懐けることに
全力を注ぐ気になっていた。
とにかく、この口を、開かせたくて、
耳元で囁いてみる。
『な、男に抱かれるの、久しぶり?』
コク、と頷く。
口は、開かない。
『俺の、見る?
あんたの中に入るヤツ。
生のチンポ、見るの久しぶりだろ?』
しばらくして目が開き、
さらにしばらくして、コク、と頷く。
仰向けのままの彼女を跨ぎ、
顔の前に、突き出す。
自分でも予想外なくらい、勃ってる。
『どう?あんた、これで、犯されんだよ。』
また、コクリ。
そして…口が、開いた。
言葉はないまま、舌が出てくる。
"舐めさせろ"と言ってるのか?
少し近付けてみると
固く力の入った舌が長く伸び、
俺の肉棒に触れた。
ギリギリの感じが、却って誘う。
たまらなくて、口に突っ込んだ。
『…ン…ぅぇ…』
えずき声。
それでも、深くくわえて離さない。
ゆっくり腰を動かしながら
彼女の口に出入りさせる。
口のなかは肉棒でいっぱいのはずなのに
さらにそこに舌が絡み付いてきて…
頬の内側の柔らかさと舌の固さが
なんともいえない。
気を張ってないと、出してしまいそうだ。
抜こうかと思ったけどもったいなくて、
つい、体の方向を変えた。
跨がったまま逆向きに身体を重ね…
目の前の黒い茂みの奥を目指す。
『脚、開けよ。』