第27章 ウェディングプランナー
すっかり固くなった乳首は
小さな胸の存在を主張していて、
彼女を四つん這いにさせた。
ぶら下がった三角は
大きな俺の手なら簡単に納まるサイズ。
片手で揉みしだくと、
柔らかさより皮膚の薄さの方が際立ち、
破れそうで…優しく触れたくなる。
突き出された、尻。
ほっそりしていて、
破れ目の影が目だつ。
ここの真ん中にオレを挿しこんだら
裂けてしまうんじゃないだろうか。
女の胸と尻は
大きい方がソソると思ってた。
けど、痩せた体の儚さは、
色気とはまた違う魅力があって。
胸と尻をギュッと力任せに掴むと
『…ゥゥッ…』
痛そうな、こらえた声が溢れる。
喘ぎ声じゃないところが、
リアルで、そそる。
もっと、俺の手の中で支配したい。
さらに強く、掴む。
胸にも尻にも、赤い跡が残るほど。
『…っ…ぁっ…』
『痛かったら、言えよ。』
『言わない。』
すぐに、きっぱりと。
なんでだ?
細い身体に手を掛け、手荒く
四つん這いから仰向けにひっくり返した。
短い髪が、パサッと広がる。
固く結ばれた、口許。
とても喘ぎ声なんて聞けそうにないくらい、
真一文字。
『…なんでだよ。我慢する理由がねぇだろ?』
『愛してたら出来ないコトしてって、
頼んだのは、私だから。
イライラも全部、ぶつけて下さい。』
『…もしかして、痛いの、好きなタイプ?』
『は?バカですか?嫌いですよ。』
『じゃ、なんでだよ。』
『優しくされると、勘違いするから。』
…あんたの方が、バカだ。
抱かれるときくらい、溺れろよ。
『とにかく、気を使わないで下さい。
後で泣いたり文句いったり
つきまとったりしないし。
…あ、監督のお祝いの件とか、
仕事は仕事でちゃんとしますから。
そういうの気にしないで。』
おかしいくらい、頑固で。
『そんなこと言って、
もし俺が本物のヘンタイだったらどーすんだよ。
あんた、大変なことになるぞ?』
『信頼してますもん。
黒尾さんは、優しくて寂しがりの、紳士です。』
驚くほど、ストレートで。
『…勝手にしろ。俺も、勝手にするからな。』
『だから、どうぞご自由にって
さっきから言ってるじゃないですか。』
悲しいほど、潔くて。
目をつぶった彼女。
真一文字に結ばれた口。
キスして、ほどきたかった。
でも、やめた。
約束したから。