• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第22章 ~恋ネコ②~ ダメ出しプロポーズ



その日、もちろんアッキーには、
俺のポケットに指輪が入ってることなど
全く伝えず、
毎年のクリスマスデートのように
すっげー普通におちあって、

飯を食いに行く前に
ちょっと寄り道して
イルミネーション見に行こーぜ、
くらいの感じで
フラワーパークに立ち寄りました。

駅に着いたあたりから
"なんか、予想以上に人が多いな。"
とは思ってたんですけど、

ほら、こっちは、
ちゃんと下見も済ませてっから。

入り口のチケット売り場の行列を横目に
サラッと入り口へ向かいます。

『とらちゃん、ここ、
チケットないと入れないみたいだよ?』

『大丈夫。2枚、あるから❇』

まるで
ダイナーズのプラチナカードでも
見せるかのように
さらりと出してみせます。
(2枚で3000円…威張れない 笑)

『すごーい!スマート!かっこいい!』

誉められて、思わずワンワン、とでも
言いたくなる、いい気分の俺(笑)

受付を過ぎると…
さすがクリスマスイブ。
キラッキラのイルミネーションと
オルゴールの音色のクリスマスソング、

そして、
この間来た時とは比べ物にならない
カップルの数…

うぅ、ひるむ💦

しかし、もう、行くしかない。

『わぁ、THE・クリスマスって感じだね!
ここ、初めて知ったよ~、穴場?』

…穴場、のはずだったんだけどね…
まさかこんなに人がいるとは…

『あ、クリスマスマーケット!行ってみよ!』

テントの立ち並ぶマーケットで
テンションがあがってるアッキー。
うん、気分、あげとこ。

『寒いから、ホットワイン飲も!』
『お揃いで、なんか買おうよ!』

楽しそうなアッキーを横目に、
俺は段々、緊張が高まってきました。

早くプロポーズしてしまわないと、
俺、全然、楽しめねーわ。
ポケットの指輪の包みも、
もう、いじりすぎて
クタクタになってるんじゃねーか?

『…アッキー、先にイルミネーション、見よう。』

『あ、そうだね、ごめんごめん。』

い、いよいよ、
園内の散策開始。
いくつか目星をつけておいた場所で、
いざ、勝負!

…は、早く終わらせたい…
ダウンコートの下、変な汗、かいてきた…


/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp