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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第21章 ~恋ネコ①~ 真っ直ぐプロポーズ



それからはもう、ひたすら
アキちゃんには内緒で
"プロポーズ大作戦"。



『夜久さ~ん、
クリスマスにプロポーズしたいんです、
どうしたらいいですか?』

『え?うちのレストランでよけりゃ
予約入れとくけど。』

『それは福永さんがやったんでしょ?
違うパターンがいいですっ!』

『知るか!俺だってまだ
夏希にプロポーズしてねーんだ。
お前も自分で考えろっ。』

『それが行き詰まってるから
相談してるんじゃないスか!』

『なら、相談する相手が違うだろ。
俺じゃなくて恋愛マスターに聞けよ。』

『恋愛マスター?』

『クロだよ!』

『あぁ、クロさんなら
なんか考えてくれそうっすね!』





『クロさ~ん、
クリスマスにとっておきのプロポーズ、
なんかいいアイディアないっすか?』

『はぁっ?知らねーよ。
俺はそういうミーハーなのには
興味ねーからな。どっかで飯でも食って
指輪渡して、ホテルでセックスすれば?』

『なんかもっと個性的なの…』

『(笑)個性的?
ロシアでボルシチ食って
ロシア語でプロポーズ。
はい、これで充分、個性的。』

『クロさぁん…(涙)』

『わりぃけど、
俺も、自分の恋愛で手一杯だから。
自力でなんとかしろ、自称エースだろ?』

『バレーならエースですけど
プロポーズはまだ初心者なんで!
キャプテン、ご指導、よろしくお願いします!』

『相変わらず、面白いな、お前(笑)
ちなみに俺も、プロポーズは未経験だから。
残念ながら、お前とおんなじ、初心者デ~ス。』






『海さ~ん、
クリスマスにプロポーズ、
なんか、いいアイディア…』

『あ、悪いな。うち、仏教徒だ。』





『研磨さ~ん、
クリスマスにプロポーズ、なんか、い…』

『リエーフ、うるさい。人に頼りすぎ。』






『虎さ~ん、
クリスマスにプロポーズ、なん…』

『プ、プ、プロポーズ?
ひょえ~、そんなドラマみてぇな、
お、俺も、い、いつか…(白眼)』






…なんだよぉ、
アキちゃんがかわいいから
みんな、俺にヤキモチ妬いてんのか?
人の幸せ、喜ぼうぜぇ…


うぅんと、
あと、相談してねぇのは…



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