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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第21章 ~恋ネコ①~ 真っ直ぐプロポーズ


その後は先輩に電話し、
平謝りしながら、
でもちゃんと現地で合流して。

…ほら、俺、次世代エースだから(笑)
ちょっとくらい、
お利口さんじゃない伝説、
作っといた方がいいかな、的な。
遅刻しても
デカい商談決めるぞアイツ、みたいな。

夜は先輩たちと飲んで、
先輩たちがそのまま歓楽街に
繰り出して行ったのを見送り、
俺はホテルに直帰。

すぐにアキちゃんに電話した。
考えてみたらさ、
今日はアキちゃんだって
仕事だったはず。
俺のせいで遅刻したんじゃないか、って
自分のことよりアキちゃんの方が
気になって。

アキちゃんは、大丈夫だったらしい。

『さすがに、台所とか片付けんで
そのまま出勤したっちゃっけど…
今、のんびり片付けしよるとこ。』
…だって。

もう、帰ったら、
台所の片付けも洗濯も
俺がお詫びにやるからっ!
…って約束したもんね。


翌日の夜、お客さんの接待で、
おネエちゃんのいるクラブに行った。
地方のクラブだから、
おネエちゃんがみんな
ほんのり方言でさ、

俺、それ聞いてたら、
たまらなくアキちゃんに
会いたくなって、
ホテルに戻ってすぐ、電話したんだ。


離れてて寂しいよぉ、
今、テレビ、何見てる?…とか
そっち、月、見えてる?…とか
明日は何時に起きるの?…とか
ずーっと話してて、

そのまま電話を切るには
なんとなく寂しくて、

俺がリードしながら
お互いに電話でセルフプレーして

(これは初めてだった。
なかなか興奮するもんだ。
電話越しのエロ方言や喘ぎ声って
妄想力を掻き立てられる!)

そうやって、1週間の出張は
無事に終わった。

…1週間離れるだけで
こんなに寂しいのか、というのが
わかった。

同棲してると
一緒にいるのが当たり前みたいだったから

離れてみたことは、
それなりに意味はあったと思う。

俺、絶対にアキちゃんと結婚する!
あとは、タイミングだな。

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