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イケメン王宮*Short Stories
第12章 姫を看病*ユーリ*
熱で頭がぼんやりしながらも、何とか会食を無事に済ませることが出来た。
「プリンセス、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。」
「こちらこそお招き頂きありがとうございました。今度はぜひウィスタリアへお越しください。」
お見送りをしてくださる国王と王妃にお辞儀をし、馬車に乗り込んだ。
お二人の姿が見えなくなるのを確認して、気を抜いた瞬間。
身体中の力が抜けて、私は意識を手離した。
「様!」
ユーリの声が遠くで聞こえた。
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