第3章 うたたね*ルイ*
その時、ルイの肩にぽすんっとがもたれ掛かってきた。
「いい匂い…。」
頭が近くにあるので、彼女の髪の香りがふわりと鼻を掠めた。
ちゅ、と瞼にキスを落とす。
「…んー……。」
とろんとした瞳をこすり、ぼんやりしている。
不意打ちでルイは彼女の唇を奪った。
「おはよう、。」
「えっ…!ルイ!?…いつからいた?」
「10分前くらいかな。…の寝顔見てた。」
「いやー…。恥ずかしい…。」
彼女は頬を両手で覆う。
寝顔をまじまじと見られたのと、突然のキスで心臓がドキドキする。
「の寝顔、可愛かった。…だけど。」