• テキストサイズ

イケメン王宮*Short Stories

第18章 11月11日【甘裏】*ジル*


ぐったりとベッドへと身体を沈めた私に、ジルはそっと額に唇を寄せた。

「…お疲れのところ申し訳ないのですが、今日私は誕生日ですよね?」

「…?はい。」

「では、今日はが上になってくれませんか?」

突然のジルの提案に一瞬訳がわからず固まってしまった。

「…え!?…でも、私したことないし……。」

「私も手伝いますから。さぁ、跨がってください。」

少し身体を起こしたジルに私は跨がると、ジルは昂ったそれを私の中へ少しだけ入れた。

「そのままゆっくり腰を落としてください。」

言われるがまま、恐る恐る腰を落としていくと、いきなり下から貫かれた。

「うぁぁっ!…はぁっ……。」

「私が腰を支えてますから、動かしてみてください。」

ジルは私の腰に手を添え、上下に動くように促す。

「んっ…。あっ……。っ…!」

自分なりに精一杯腰を上下へと緩急をつけながら動かす。

「そうそう…。上手ですよ?ただ…」

またあの妖艶な笑みを浮かべると、ジルは下から私の身体を突き上げた。

「やぁんっ!あっ…あぁ!は……っ!」

「私はやはり貴女が感じられている方が好きみたいです。」

身体の奥まで突き刺さる感覚が刺激がいつもより強く、身体に力が入らなくなる。

すると、ジルは片腕で私を抱き寄せ唇を重ねた。

「私に身を任せて下さい。…貴女のこんな表情を見られるのは私だけです。」

「…っ……!こんな…こと、ジルの…っ前でしか、出来……ない。」

お互いに身体を寄せ、一層動きが激しくなると、私もジルも限界を迎えた。

「…、…っ!」

身体を震わせ、流れ込む暖かなものを感じると、二人でベッドへと倒れこんだ。
/ 247ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp