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イケメン王宮*Short Stories

第18章 11月11日【甘裏】*ジル*


ジルの長い指で、固くなった赤い蕾を擦られた。

「うぁっ!…あっ!はぁ…。」

刺激を与えられる度に身体が震え、蜜が溢れ出てくる。

「これもお好きですが…、こうしても良かったですよね?」

ジルは蕾を擦ったまま、中に指をぐっと押し込み、出したり入れたりを繰り返す。

「やぁぁ!ジル……だ、めぇ……。」

じゅぶ、じゅぶと次第に大きくなる水音に、聴覚すら刺激される。

「駄目なら止めましょうか?」

ジルはぴたりと手を止めて妖艶な笑みで私を見つめる。

「…止めないでください。」

生理的に溢れる涙を、ジルはそっと唇で拭ってくれた。

「素直で結構ですね。…では、貴女が一番お望みの方法でして差し上げます。」

もう一度中に指を入れたかと思えば、今度は蕾に舌を這わせた。

「あぁん!…っ!あっ……あぁ…。」

蕾に強く吸い付かれ、指を動かすスピードを速められるとどんどん頭の中が真っ白になっていった。

「指を加えこんで離さないですね…。…、イッてもいいんですよ。」

ジルの優しい囁きに甘えたのか、何かが弾けた感覚に襲われ、身体がしなり一気に力が抜けていった。

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