• テキストサイズ

イケメン王宮*Short Stories

第18章 11月11日【甘裏】*ジル*


ネーブルズに訪問し、国王陛下を始めとしたネーブルズの貴族の方々へ挨拶をした。

何度もお会いしているけれど、いつでも丁寧に気を抜かずに。

猛特訓を重ねた甲斐があって、いつもよりも上手く振る舞えたような気がした。

ジルの方をちらり、と見ると、目を細めて優しく微笑んでくれた。

和やかに時間は過ぎ、私は一度席を外した。

「ジル殿、プリンセスはまた一段と可憐になられましたな。」

国王陛下がジルに優しく声をかけた。

「僕もそう思いました。何度かお会いしていますけれど、お会いする度にお美しくなられていますね。」

「すっかりプリンセスらしく気高くなられましたね。」

同席していた貴族たちも次々とプリンセスの変化を口にした。

「お褒めの言葉、有り難く頂戴いたします。プリンセスにお伝えいたしますね。」

ジルは物腰柔らかく笑顔で、その賞賛の声に応えた。
/ 247ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp