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イケメン王宮*Short Stories

第18章 11月11日【甘裏】*ジル*


「、歩く時の姿勢に気を付けてください。背筋をしっかり伸ばして。」

「…今、欠伸をしたように見えたのは気のせいでしょうか?」

「お辞儀の角度が浅いです。こんな初歩的なことも忘れてしまったのですか?」

連日、いつも以上に厳しいジルのレッスンが続く。

教育係としてのスイッチが入ってしまったようで、今日も笑顔で課題を出された。

「…では、次回までに挨拶の流れを完璧にしておいてくださいね。テストしますので。」

次回が誕生日までの最後のレッスン。

きっとジルはどうして私が時間を欲しがっているかは分かっている。

自分で言い出したからには、ジルに納得してもらってお誕生日をお祝いしたい。

それから私は寝る間も惜しんで練習を繰り返し、テストで合格点をもらうことが出来た。

そして誕生日前日のネーブルズでの食事会の日を迎えた。
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