彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第6章 番外編 バレンタイン
「…!!な、泣くなよ翠!」
『だって……私が悪いのに〜!!うっ……』
私はその場にしゃがんだ
こんな顔、見られたくない
こんなぐちゃぐちゃな顔、大切な人に見せたくない
すると大輝は私と同じく、しゃがみ私の顔を上げようとした
「翠……顔、上げろよ。」
『……………嫌。こんな顔、見られたくない。』
「だったら、無理やり見るだけだ!」
そういって、大輝は私の顔を無理やり上げた
『!!??嫌!見ないで…!』
「なんでだよ。せっかくヤキモチやいてくれたんだから、見ておきたいだろう。そんな顔。」
『!!いい顔じゃないでしょ……』
「まぁ、綺麗ではないな。だけど……可愛いじゃねぇーか。俺の事、そんなに好きなんだろ?」
……なんか、負けてる気がする