彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第6章 番外編 バレンタイン
何で顔赤くしてんの?
あーあ。どうでもよくなってきた
私は顔を下に向けた
今顔上げたらいけない…
するとパタパタと、女の子が私の横を通り過ぎて行った
よかったね、受け取ってもらえて
私は受け取ってもらえてないのに……
あぁ、ダメだ……泣いてしまう…
そしてやっとキセキの世代たちが気づいた
「翠っち!どうしたんすか!?下向いて…」
「どうしたのだよ。」
「……まさか。」
赤司くんは、やっぱり分かっちゃうか…
「どうしたの〜?赤ちん。」
「いや。葉月、お前まさか…」
私は赤司くんの言葉に頷いた
「なるほど……よし、葉月。青峰を殴っていいぞ。」