彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第2章 突然の裏切り
『ただいま……』
「おかえりって、翠!?どうしたんだよ!その顔……泣いてたのか……?」
俺は目を真っ赤に腫らして、フラフラな翠の体を支えた
『修造………うっ……っ…』
「翠!………どうしたんだよ…とりあえず、お前の部屋行こうぜ……」
俺は、翠を部屋に連れて行った
内心、めっちゃくちゃ焦っていた
翠がここまで悲しんでいるのは、初めてみた
どうすればいいのか、わからなかった
とりあえず、声をかけた
「翠………大丈夫か?…」
『 フルフル))』
翠は俺の問いかけに、首を振った
そして、初めてこんな言葉を聞いた
『修造………私……もう、死にたい………
意味がわからないよ………』
「翠………」
俺は、翠の初めて聞いたその言葉に胸が締め付けられた
そして、抱きしめることしかできなかった