彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第10章 破滅へのカウントダウン
「はぁ?まじかよ、あいつ最低だな。」
「ほんとにありえないわー。キモイ」
ど、どうしよう!せっかく隠してきたことが、全て……!!
私はあまりの視線に教室を、飛び出した
それが過ちだった
廊下に出ても私への視線は変わらなかった
挙句には暴言や物を投げられた
何よ……何よ何よ何よ!!
いいじゃない!私が欲しいものを勝手にとるから!
私は別に、欲しいものを奪っただけよ!
何が悪いのよ!!
体育館の裏まで走り、少し息を整えるために歩いていると、どこからか声が聞こえた
『んっ……だ、ダメだよ…誰か来ちゃう……』
「いーだろ別に。見せつけてやろうぜ。俺達のラブラブっぷりを…なぁ、翠…愛してる。」
『もう…修造ったら……私も愛してる…』
なんでこんな時に!!
それも修造先輩とあの女!
本当最悪!
こうなったら、携帯で動画撮ってアップしてやる!
携帯を取ろうとしたその時、手が滑り落としてしまった
その音が結構大きかったのか、ふたりが気づいた
「おい、誰だ。そこにいんのは。出てこいよ…。」
や、やばい……どうしよう…あ、でもチャンス!ここで先輩の弱みを掴んで私のものに!
「あ…、すみません!見ちゃいました…」
『あ!春野さん……』
「誰だお前。あ……もしかしてさっきの放送の…!!」
え、嘘!!先輩も聞いて……!
「違うんです!!あれは誤k『嘘じゃないでしょ?あれ。』な!?なんで、そんなこと言いきれんのよ!」
いきなり話に入ってきたあの女はゆっくり私に近づいてきた