彼氏と親友に裏切られた少女は今…… 【黒子のバスケ】
第9章 久しぶりの学校
はぁ……私が驚いたり泣き叫んだりすると思う?
ありえないね。私はもう、そんなことで動じない
《あのこと》があってから、多少のことでは動じなくなった
にしても、面倒臭い女だな〜
でも、クラスでは嫌われてるぽいっし
よし、今日から情報収集始めよーっと。
あぁ、楽しみ♡
『おはよーございます。』
「あ、おはよう!翠ちゃん!」
「おはよー!」
うん、クラスからの印象はいい方
「あ!そういえば翠ちゃん!さっきの大丈夫だった!?下駄箱、凄かったよね?」
ありゃ、見られてたんだ
『あ…………うん。私、まだここに来て1日しか経ってないのに、もう嫌われちゃったのかな…?
結構、悲しいね……こういうのって…』
こういう時は、悲しそうに目線を下にやりながら、ひきつり笑顔をする
「そうかもしれないけど!私たちは、嫌ってないから!後で一緒に下駄箱掃除しようね!」
『本当に……?ありがとう、えっと…』