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星の砂【銀魂】

第10章 再会が必ずしも良い事とは限らない


それから数時間経ち、隊長との約束の時間まで10分を切った頃、

自室で私はあることに気づいたのだ




そういえば沖田隊長私服で来いって言ってたよね…。

私服って…袴?

普段誰かと出掛けることなんて滅多にない為、着て行く服を選んだりすることはあまりない

いやでもお出掛けするわけだから着物…とか着るよね?
あ、でも着物持ってない…。

散々頭を悩ませたが、結局いつも通りの袴に着替え、鏡に映る自分を見つめた

やっぱり…女の子らしくない。

沖田隊長やみんなが私に女子力ないって言うのもわかる気がする。
こういう時、普通の女の子ならもっと可愛く着飾ったりするんだろうなぁ。






って…




べ、別にどうでもいいじゃん!
だって沖田隊長だもの!!お出掛けって言ったってどうせいつもの巡回の時みたいに2人で歩くだけなわけだし、全然お洒落する必要なんてないし!何よりあの沖田隊長だもの!!

柱に何回か頭を打ち付け必死に変に浮かれた気持ちを誤魔化した


そうして気づけば約束の時間を少し過ぎていて、私は慌てて部屋を飛び出した





大丈夫大丈夫、変に意識しないで


とりあえず、いつも通り平常心で行こう。
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