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星の砂【銀魂】

第23章 災難は1度や2度じゃ終わらない【真選組女中編②】


「着いたぞここだ!」

そう言って桂が指差す方に振り向くと実に身に覚えのある家と実に見知った名前の看板が目に映った

『あの…ここって…』

「あぁ。俺達にとって無くてはならない男、奴の住む家だ。今日は特別そなたにも紹介しよう」

言いながら階段を上がり、扉の横にある呼び鈴を鳴らす桂

『いや紹介…っていうか…』

この家って…どうみても、

「ん?留守か





なわけはあるまい!」

その後何度も呼び鈴を連打する桂を呆れながら見つめていると扉の奥から物凄い足音が聞こえてきた

そして次の瞬間、

「うるせェエエエ!!新聞ならいらねぇって言ってんだろうがぁああ!!」

物凄い勢いで扉を蹴破って出て来たその人物に大体予想のついていた私は特別驚きはしなかった

「フッ、銀時…今日こそは我らの仲間に入ってもらうぞ!」

「やべ、また戸外れちまったよ」

蹴破った勢いで外れた扉を抱える銀さんと目が合う

「あれ、お前なんで…あ、もしかしてさっき呼び鈴鳴らしてたのってお前?」

『ううん、今銀さんが持ってるその扉に突き刺さってる人』

私の言葉に反応し、上半身が突き出た桂を見ると銀さんは無言で扉を元の位置に戻した

「まぁ入れや、新八と神楽はいねェけど」

『えっ…いや私は別に…』
「そうか!では邪魔するぞ銀時」


「てめェは帰れヅラ!!」

「ヅラじゃない桂だ!」

お決まりのやり取りをする2人に呆れながらも私は渋々万事屋にお邪魔することになった

ほんと…いつになったら屯所に帰れるんだ私は…。
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