第7章 amazingがamazingでなくなったとき ー日々樹渉ー
何があったかというと、
私が授業を受けました
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終わりました
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放課後です
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tricksterの差し入れつーくろ
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厨房now
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桃李くん来る
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お腹すいたと言う
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じゃ作ってあげよう
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先生に放送で呼び出し
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ちょっと待ってて
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作りかけの卵焼きそのまま
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流星隊の一年生が食べちゃった
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桃李くん泣
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私も食べようって思ってたのにていうかtricksterの皆の分がない泣
ということです。
「でもでも!いつもtricksterばかりずるいでござるよ!!」
「そうっすよ!tricksterばっかり、えこひいきしないでほしいっす!」
「えーんあんず~!」
「だからやめようって言ったのに…ていうか俺一口も食べてないのに」
私のお腹がグゥゥとなる。お腹、空いたなぁ…。お弁当の卵焼き日々樹さんにあげなきゃ良かった。
tricksterの皆が待ってるのになぁ…。
でもこの時間が一番勿体ない
「…もう一回作る………意地でもやってやる…!」
「あ、姉御の目が燃えてる…!」
「忍くん、鉄虎くん…あなた達お腹いっぱいなんでしょ…?手伝ってくれるよね…?ね!?」
「「は、はいっ!!」」
あんず殿/姉御が怖い…!
そんなこんなでようやく出来上がった。灰になっている私の代わりに翠くんが行ってくれた。ゆるキャラを黙って握らせれば文句も言わず去って行った。
「お~な~か~す~い~た~よ~!!」
「あんず~!良くやったぞ!偉い偉いしてやろう!」
作ってあげたオムライスにご満悦の桃李くん。
口をオムライスのケチャップでベタベタにしている。ホラーはもう終わりを迎えてるのに…何てルックスなんだい君は
「ほら、ふいて。」
ティッシュでふいてやるとニパァと笑うからもう爆弾級。
可愛い…!でもお腹すいた…!!
再び私のお腹がなった。