第5章 Valkyrieでも行き着く先はホッケー
「amazing☆さあ、声高らかにっ!!」
「あ、あめー…じん…」
恥ずかしすぎて更に声が小さくなる。
「頑張って!」
「amazing!」
「からのニッコリスマイルですよあんずさん!」
自分なりに笑ってみるがやはり苦笑いになってしまう。
「な、なぜそうなる!?」
斎宮さんはドン引きだった。でしょうね!?
「おやおや!前から思っていたのですがどうして笑うのが苦手なのですか?ああ、もったいない!」
バラをまき散らしながら高らかに笑う。
「いける思たんやけどなあ…。」
影片くんがうーん、と唸る。
「案外難しいわねぇ…。あら、もう時間だわ…ごめんなさい。ユニットの皆と約束があるの。じゃあね、頑張るのよあんずちゃん。」
鳴上くんはそのまま去ってしまった。しばらく日々樹さんの元で特訓したが効果は見られず。休み時間も終わってしまい私を含む全員が教室へ戻っていった。