第26章 先輩の家 青葉つむぎ
「コップは片付けておくので、お風呂入ってきてください……。」
「す、すみません………」
今日は占いが最下位だったのだろうか…。本当についてない人だ。
先輩が部屋を出たあと、私はせっせとコップを片付けて衣装製作を続けた。
10分くらいたってからだろうか。
玄関のドアが開く音がして……
「HiHi~!ここがセンパイの家ですか~!」
「台所を借りようカ。ソラ、晩ごはんの準備をするヨ」
とガヤガヤと話し声が聞こえてきた。私は手を止めて、二人に会うために下に降りた。
「夏目くん、宙く…………」
「あぁ、二人ともいらっしゃい。」
後ろから、つむぎ先輩が…………
ジャージに上半身裸で、首にタオルをかけて現れた。
私は予想外の姿に思考回路がショートしたので、そこからはよく覚えていない……。