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【黒バス:R18】with gratitude

第2章 unconfident(氷室辰也)


「あ……ア、っ、ぁ……!」

「みわ……」

ヒヤリ、左手の薬指に冷たい感覚。
それが何かを確認する余裕なんてないまま、辰也の指でどんどんと高みに昇り詰めていく。

快感の起点が弄られている陰核なのか、彼自身を感じているナカなのか、あやふやになってくる。

とにかく、気持ちいい。
気持ち良すぎて、もう何も考えられない。

「や、あ、ぁ、たつや、ァ、あ」

「みわ……」

ふたりに訪れた最高の快楽と共に耳許で囁かれた言葉は、愛と未来への誓い。

左手の薬指の指輪と共に、私にくれたもの。

それは、自信。
背中を丸めて歩くんじゃなくて、これからは胸を張って歩こう。

私を好きと言ってくれる辰也が恥ずかしくないように。

自分自身を、もっと好きになれるように。



さあ、いこう。
この瞬間から、新しい私だ。





Happy Happy Birthday♡






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