第1章 初登校～

今日は、HRが終わったらそのまま部活動体験だった





「この海堂高校では部活に一つにだけでも入らないといけない」

そうHRで先生が言ってたよなぁ…





どうしよ…






華恋ちゃんは､運動神経がいいし
中学はバレー部だったからって
ひとりでバレー部見に行っちゃったし、









ひとりで廊下をうろうろしていると






「おいっ」

「えっ、あっはい」



呼ばれて前を向いてみると
隣の席の彼がいた｡




「あっ､あたしひよこ!　じゃなくて､///雨宮花音っ!!」



ほほえみながら彼に言った。
あたしが自己紹介しているのに彼はするりと前に向いて
廊下を歩き始めた















「暇ならきてもいいぜ、　　　　　俺は松井楓(まついかえで)…だ」






















慌てているのか歩く速度が早くなった気がした。