第1章 初登校~
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなって大急ぎで教室に入る
指定された席につくとHRが始まった。
茶髪で黒いネックレスをした
男の子があたしのとなりだった。
彼の茶髪の前髪の間から真っ黒できれいな目が見えた
なぜか私はその瞳に釘づけになってしまった
綺麗な顔立ちでまっすぐ前をみる彼。
しばらく見ていると彼の顔が赤くなっているような気がしたので
「顔が赤いけど、大丈夫ですか?」
小さい声でおそるおそる聞いてみた
すると、彼はさっきより顔を赤くして
「う、うるせぇよっ!」
と小声で返してきてくれた
「ふふっ」
初対面だから無視されるかと思ったけど
返事が返ってきて嬉しく思った
「笑ってんじゃねーよ」
彼が少し睨んできたけれど怖くはなかった。
キーンコーンカーンコーン
HRは終わった