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恋愛っていいことなの?

第10章 忍び寄る危険


優輝side

妹に電話をして切ろうとしたら、いきなり

母が出て、

「そんな状態の女の子を一人にする気?」

「お母さんも一緒に行って、あんたたちが

荷物を取りに行ってる間、一緒にいるほうが

いいでしょ!!」と言って来る気満々なんだ

けど(笑)

でも、まぁ 母の言っていることも一理ある

から来てもらい、美琴と料理をしながら

待っているように頼んだ。

それから、美琴の家に着いて妹に美琴の荷物

を詰めてもらっていると、涼介から電話が

あった。

仕事が忙しく、どうしても無理ならしい。

なので、状況を伝えて俺の部屋でしばらく

預かると言ったら、めっちゃ文句を言って

いたが、美琴の身の安全を考えて、

渋々納得した。

そして、美琴の荷物を妹がまとめ終わって

家に持って帰ると、リビングから

美琴と母の笑い声が聞こえた。

やっぱり美琴は笑っている顔が一番だなと

思いながら、リビングに入ると美琴が俺の

顔を見て、目を反らした。

その反応から、絶対に母が何か俺の秘密

をしゃべったんだと思い、母を問い詰めたが

全然話さない。

そして、二人して「「ナイショ!!」」

と唇の近くで人差し指を一本だけ立てて

かわいいポーズをする。

そんなかわいい顔をされては、聞き出せそう

にないので、諦めた。

それから、みんなでご飯を食べた。

本当に美琴が作るご飯は美味しい(*^^*)

「優輝、美味しい?」と不安そうに訊いて

くるので、

「美味しいよ ありがとうm(__)m」と言うと

「貴方ね、お母さんが作った時もそうやっ

て、ちゃんと言いなさい!」と怒られた。

美琴と妹はその光景を見て、笑っている。

本当に妹と母を連れてきて良かった!

そろそろ帰るという母たちを玄関でお見送り

しょうと行くと、

「美琴ちゃん、優輝のお嫁さんになって!」

「また、一緒にご飯を作りたいわ (*^^*) 」

と母が爆発発言をした。

それに妹まで乗っかり、

「美琴ちゃんがお姉ちゃんなら大歓迎だよ」

と言って帰って行った。

「なんか、ごめんm(__)m」と言うと、

「ううん、優輝のことをもっと知れて、

楽しかったよ!」と美琴は笑顔で答えた。
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