第10章 忍び寄る危険
美琴side
今日から優輝の家にお邪魔することに
なった。
とりあえず、カルボナーラとサラダとかを
作るために、食材を買うことにした。
私は買い物カゴを持って、
「優輝はトマト好きだよね?」
と言いながらカゴに入れて、
「おぅ、美琴はトウモロコシ好きだったから
入れるか!」と優輝もカゴに入れていった。
必要な食材を入れていくとだんだん重くなり
始めていた。
すると、急にカゴが軽くなり
「重いだろ、貸せよ!」と優輝が買い物かご
を持ってくれた。
口調はちょっと悪いけど、本当に優輝優しい。
そして、会計も荷物を持つのも優輝が
してくれたので、悪いなと思っていると
「俺、ほとんど料理出来ないから
美味しいご飯を作ってくれよ!」と
言うんだもん。新婚さんみたいな会話だし。
カッコ良すぎだし、ずるいよ(>_<)
そして、買い物したものを持って優輝の家に
着くと、優輝のお母さんと妹さんがいた。
優輝は一人暮らしのはずだけど?
と思って理由を訊くと、優輝と妹さんが
私の家に私の私服などの必要なものを取りに
行ってくれるらしい。
でも、その間私がここで一人になるからと
話を聞いたお母さんが、心配してくれて
私と留守番をしてくれると言うのだ。
本当に優輝も優輝の家族もいい人だと思った
ら、涙が止まらなかった(T^T)
すると、「「え、どうしょう?」」と二人が
焦り始めて、
優輝が 「嬉しくて泣いてるだけだから」と
フォローしてくれて、私はうなずくしか
出来なかった。
どうにか涙が止まり、
「ありがとうございます」と言うと、笑顔で
「困ったときはお互い様」とお母さんが
言ってくれた。
そして、妹さんも
「お兄ちゃんと服を選んでくれた、お礼だか
ら、こちらこそありがとうm(__)m」
「凄く気に入ってるんだ」と言ってもらえて
嬉しかった。
それから、優輝と妹さんが私の私服などを
取りに行ってくれた。
その間に私と優輝のお母さんでカルボナーラ
とサラダなどを作ってる(笑)