第9章 延長戦の幕開け
要side
家に帰ってから真っ暗な部屋の中にいた。
美琴の言った言葉の意味が分からない。
俺の行動の何が悪かったんだろうか?
どんなに考えても分からなかった。
だから、美琴にきちんと聞いて、謝ろうと
思って、美琴を送った居酒屋に行ったけど
もうあいつらは居なかった。
それから、何時間も美琴と優輝と涼介に
何回も電話をするが出ない。
美琴の家にも行ったが、外から見たら真っ暗
だった。
あいつらは、今どこで・何をしているんだ!
イライラが止まらない ( ̄ヘ ̄メ)
そして、やっと涼介が携帯に出て、
「こんな夜中になんなんだ(#`皿´)」
とかなり怒っているので、美琴から何か
聞いたんだろう。
「美琴と話したいんだけど」と言うと
「やっと落ち着いて眠ったんだ」
「お前と話をさせるつもりはない」と突然
優輝が携帯に出て言った。
「なんでだよ!」
「それに美琴と優輝と涼介に何回も電話した
けど、何で出ないんだ!」と俺が言うと
「美琴が泣いてるのを落ち着かせてたんだ
(-_-#) 」
「お前は美琴と一緒に考え、楽しんで
やっていたか?」
「自分で美琴の気持ちを考えて、確認せずに
進んでったんだろ?」
「美琴は自分の意見や考えを無視されたと
感じてた」
「お前は美琴を傷つけたから、脱落だ!」
といつもおとなしい優輝が大きな声で
言い切った。そして、涼介も
「あんなに取り乱した美琴は初めてだった」
「困った時にあまり人を頼らない美琴が
俺たちに助けを求めてきた時点で、お前は
脱落決定だ」と言った。
また、優輝が電話を出て、
「美琴の携帯のお前の履歴は消しといたか
ら、もう諦めて電話をするな!」
「もう切るから」と言って切られそうに
なったその時、「待って!!」と美琴の
声が聞こえた。美琴の声が聞こえて嬉しくて
話そうとすると、電話先で優輝と涼介が
電話を出させないようにする。
しかし、美琴がしばらくすると電話に出て
「要、要は私の為に色々しょうとしてくれた
んだと思うけど、私は一緒に会話をして決め
て、楽しみたかった」
「私の意見を無視されたみたいで、
私を見てくれてなくて悲しかった」
「要とは友達以上にはなれない」とはっきり
と言われ、納得するしかなく電話を切った。