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恋愛っていいことなの?

第15章 初恋の人はいい人?


優輝の上司side

優輝に今回の捜査の内容を伝えると、

優「その警護の対象が俺の友達で、今ちょうど

その友達の家にいるんで、すみませんが俺の

ロッカーの中の服を持って、地図を送るので

友達の家に来てもらえますか?」

上司「分かった」

優「あと、本人はまだ事態を飲み込めてない

ので、対応には気をつけてください」

「詳しい状況は、俺がまた説明するので」

と言われ、家に着いてチャイムを鳴らした。

すると、玄関のドアが開き、本当に優輝が

普段着で立っていた。

そして、その後ろに隠れて女性が立っていた。

ただ、事件が立て込んでいて応援で呼んだ

女性の警察官が元カノで優輝は驚いていた。

すると、その様子から優輝の後ろに隠れて

いた女性もそれに気づいて、苦しそうな顔を

していた。

まぁ、優輝は違う意味で心配してたけど(笑)

優輝と警護の対象である美琴さんは、多分

友達以上の関係なんだろう。

こんなにも人を心配して、守らなければと

いう雰囲気を出している優輝を俺は初めて

みた。

そして、彼女も優輝を大切に思い、また優輝

の周りの人間である俺たちも大切にできる

とても心の優しい子なんだろう。

普通、自分が誰かに狙われている状況なの に、

周りのことをこんなにも考えられる子は、

ほとんどいない。

だからこそ、優輝もこんなにも心配している

んだろう。

俺はちょっと興味本意で、彼女に

「こんな状況なのに、落ち着いてますね」

と言うと、彼女は笑って

「怖いっていう気持ちはあります」

「でも、優輝が一緒にいてくれるなら大丈夫

だと思うので、心配はしてないです」

「それよりも優輝が私や理事長さんの為に

身体を張って、無茶しないかの方が不安です」

と本当に心配そうな顔をして、優輝を見て

いた。

お互いにこんなにも思いやれる関係は、凄い

と思う。

俺たちのやり取りを見ていた、優輝の元カノ

はとても不機嫌そうだったけど(笑)

さて、こんなにも部下が大切にしてる人なら

何がなんでも守りぬけるように頑張りますか!
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