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恋愛っていいことなの?

第15章 初恋の人はいい人?


優輝side

これから、何が起こるか分からない。

だから、美琴の可愛い寝顔、綺麗な身体も

恥ずかしがる仕草も全部を目に焼き付けたい

と思っていると、要からの着信がきた。

俺が美琴から離れると、美琴は気を使って

朝ごはんを作り出し、俺は電話に出た。

要「邪魔して悪いな」

優「段取りはできたのか?」

要「美琴が従兄弟と会った時間よりも前の

時間で、従兄弟が作成した理事長と美琴の命

を狙っているメールを送信したように細工

した」

「そして、お前が理事長に連絡してくれた

お陰で、脅迫状が届いたので捜査して欲しい

と、直ぐに理事長から連絡がきた」

「多分、もう少ししたらお前の上司から連絡

がいくが、お前が美琴の警護につけるように

したから、絶対に守れよ!!」

優「本当に助かった、ありがとう」

「ちょっと、悪い」

「美琴、今日の朝ごはんは 和食? 洋食?」

美「うーん? 冷蔵庫の中身的に洋食になり

そうだけど、いいかな?」

「全然いいよ! ありがとう(*^^*) 」

「久しぶりに、声を聞いただろう?」

「今のところ、笑顔で元気にしてる!」

「また、こっちも情報があれば連絡する」

と要に伝えて電話を切った。

そして、俺は美琴の元に戻って ポケット

からGPSの付いたネックレスを取り出して、

優「美琴に似合うかなと思って買ったんだ」

「こっちに振り向いて、似合ってるか見せて


と言うと、美琴は料理を作る手を止めて振り

返った。

美琴の好きな四つ葉のクローバー型のネック

レスが首元で輝いていた。

そして、美琴は

「優輝、ありがとう(*^^*) 」

「似合ってるかな?」

「鏡でちゃんと見たいな」と

笑顔でとても嬉しそうだった。

でも、本当は純粋な気持ちであげたかった。

このネックレスは捜査で忙しくて、美琴に

会えなかった際に、見つけたとても大切な

プレゼントだった。

まさかこんな形で渡すことになるとは思わな

かった。

でも、どんな形であれ美琴が笑顔ならいい。

これを使う日が来ないこと=美琴が安全

ということなのだから。

「美琴にすごく似合ってるから、外すなよ」

「さて、ご飯食べて 理事長さんと話そう」

と言っていると、上司から正式な命令の連絡

がきた。
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