第15章 初恋の人はいい人?
美琴side
周りが騒がしいので、起きると優輝に腕枕を
されて、お母さんと涼介がいた。
状況が分からないと思っていると、私が起き
たことに気がついたお母さんに怒られた。
仕方がないので、寝ぼけた状態で台所に行って
料理をしょうとした。
すると、涼介が
「寝ぼけた状態で包丁は持たせらんないから、
味見と指導役な!」と包丁を取り上げられた。
そして、お母さんから何を作るつもりだった
かを訊いて、二人が分担して料理を作り始め
たのはいいんだけどね(笑)
優「涼介、野菜が切れてないんだけど!」
涼「はぁ?切れてないわけないじゃん」
優「これは切れてんのかよ」と見せて(笑)
涼「芸術なんだよ」と苦しい言い訳をして
今度は、涼介が
涼「優輝が小さく切りすぎて炒めると、飛ぶ
んだけど」
優「小さくしないと火が通らないだろ!」
涼「こんなに小さくしなくても通るだろ」
とかなり不毛な口論が始まったf(^_^)
多分、そのままにしたら止まらないので
早く味見したいな (>_<)
と言うと、二人は早く作って自分の作った
物を1番に食べてもらうかで、今度は競争を
やりだした。
逆効果だったかな?
まぁ、いっか!!
優輝が作っていたスープが出来そうだったから、
「優輝、あーん (^○^) 」
「食べさせて♪♪」と言うと、照れながら
食べさせてくれた(*^^*)
それを見ていた涼介は、
「俺の作ったチキンライスも食べろよ」
とスプーンを突き出してくるので
優「美「ちょっと、危ないでしょ」だろ」
と二人が同時に注意すると、
「貴方たち、兄弟みたいよ」とお母さんが
後ろで笑い始めた。
えー、こんな兄弟嫌だ!
当然、私がお姉さんだよね(・_・?)
優「涼「美琴が妹に決まってるだろ」」
優「涼「俺が兄で」」
とハモって、お母さんのツボに入ったらしく
笑いが止まらなくなった。
やっと笑いが落ち着いて、
「美琴の様子が分かって、安心したから
お母さんはご飯食べたら帰るね!」
とあっさりしていた。
いつもは心配でたまらないって感じで大変
なのに(><)
ただ、帰り際に優輝と涼介の耳元で何か話し
かけてたけど、内容が聞こえなかった( ̄^ ̄)