第15章 初恋の人はいい人?
涼介side
やっぱり美琴の様子が気になると思って、
美琴の部屋の前まで来たけど、押す勇気が・・
でも、覚悟を決めてチャイムを押すと
見知らぬ女性が出てきて驚いたけど、よく
見ると美琴に似ていたので、お母さんだろう。
初めまして、坂口涼介と言います。
美琴さんのお母さんですよね?
今日、美琴さんはいらっしゃいますか?
と訊くと、
「ふふふ、噂をすると影ね (笑) 」
「ナイトが揃ったわ!」
「美琴は寝てるんだけど、入って!!」
「色々と話を訊きたいわ」
とリビングに案内された。
そして、リビングに入ると優輝に腕枕されて
寝ている美琴がいた。
なんで、腕枕してんだよ!と俺が怒ると
「「しー 起きちゃうだろ!」でしょ!」
と怒られた。
仕方ないので、昨日何があったのかを二人に
訊いた。
状況は分かったから、学校にいる間はできる
だけ近くにいるようにするよ!
と言うと、お母さんが
「ありがとね (*^^*) 」
「二人が居れば大丈夫そうね」
「美琴に食べさせようと思って、食材を持っ
てきて、今から作ろうと思ってるから、二人
とも食べてぜひ、食べて!!」
と言ってくれた。
「「ありがとうございます」」と俺らが
お礼を言っていると、やっと美琴が起きて
美「ふぁ~、うん?」
美「なんで、お母さんと涼介がいるの?」
母「貴方は、それよりも優輝くんにお礼を
言いなさい!」
母「昨日から迷惑かけて、腕枕でずっと添い
寝してくれてたのよ!」
優「いえ、迷惑ではないですから」
優「それよりもお母さんは美琴が心配で
来てくれて、ご飯の準備もしてくれようと
してくれてるから、お手伝いしょう!」
母「まぁ、いいわ!」
母「涼介くんも来てくれたんだから、作るの
を手伝いなさい」
母「二人はゆっくりリビングでテレビを
見てて!!」
優「お母さんは休んでで下さい」
涼「俺らが作るのを手伝いますから」
と俺らは言い、美琴のお母さんをソファーに
座らせて、美琴の料理の手伝いを始めた。