第12章 一難去ってまた一難
美琴side
涼介の家に入ると、優輝がびっくりして
固まった(笑)
そして、ふと涼介の右手を見ると血が出ていた。
多分、涼介が私に遅い時間を言って男二人で
話をつけようとしたんだろう。
そして、話を聞きながらいろいろ我慢して
握って血が出たのかな?
私たちの裏切りと大切な手を怪我をさせた
ことへの申し訳なさに涙が止まらなかった。
そして、私の気持ちが伝わったのか、涼介が
泣きながら抱きついてきた。
そうされると余計涙が止まんないよ (ToT)
しばらく抱き合っていたけど、
「ぐぅ~」とお腹か鳴っちゃった(笑)
恐る恐る二人の顔を見ると爆笑している(ToT)
「なんでこんな時に鳴るんだよ (笑) 」
と涼介が笑いながら言って
「本当に美琴は自然体だよね!」と優輝が
納得していたので、
「えーと! 食いしん坊じゃないよ (>_<) 」
と言うと、
「いろいろあってお昼があまり食べなかった
んだろ」と涼介が分かってくれたが
二人とも笑いが止まらないみたい ( ̄^ ̄)
その様子にちょっとムカついて
「もういい!!」
「せっかく夜ご飯の材料を持ってきたのに、
帰って1人で食べるから」
と帰る準備をしていたら、2人に抱きつかれ
「「美琴、食べさせて」」
と左右の耳元で甘く囁かれた。
その声に感じてしまって、立ってられなくて
ぐらついたところを二人に支えられた(笑)
もう本当にこの二人は頼りになるけど、
いたずらっ子たち過ぎるよ (>_<)