第12章 一難去ってまた一難
優輝side
美琴はやっぱりまだ決めてないらしい。
でも、俺に心を開いてくれて嬉しかった。
だから、朝食を作ってもらえるだけで幸せだ。
そろそろ起きないといけない時間かな?
「美琴、起きなくて大丈夫か?」
と訊くと、「う~ん、もう少しだけ」
と布団に隠れる(>_<)
でも、お風呂と準備と朝食を取るなら起きな
いと、時間がヤバい。仕方ないので、
「美琴、起きないとお風呂を入れちゃうよ」
と言うと「身体が重くて起きれない(ToT)」
と恥ずかしそうに答えた。
その様子がとてもかわいいので、
「じゃあ、責任を取ってお姫さまの身体を
洗って差し上げます(笑)」と言ってお風呂に
連れていった。
それから、「服は自分で脱げそう?」と
訊くと「ワンピースのチャックだけやって、
後ろを向いてて」
と顔を真っ赤にして答えので、開けてあげて
後ろを向いて、俺もお風呂に入るため服を
脱いだ。
そして、「もう準備できた?」と訊くと
「うん」と言うのでお姫さまだっこで連れて
行って、全部洗ってあげた。
洗っていると美琴は「ん、はぁぁん」と甘い
声をあげたり、身体をびくっとして感じて
いた。それが嬉しくて、美琴の耳元で
「感じてるの? かわいいよ (*^^*) 」
と言うと、
「もう仕事にいけないから、加減してよ!」
とかわいく抵抗していた。
でも、やめてじゃなくて手加減だから
ちょっとはして欲しいんだろう(笑)
それがかわいくて、ちゅっとキスをして
「分かった、可愛がってあげる」と言って
優しく洗って、拭いてソファーに運んだ。
そして、美琴の髪をドライヤーで乾かして
あげた。すると、美琴が
「優輝の髪を乾かしてあげる」と言って
髪を乾かしてくれた。
それから、美琴はどうにか着替えて朝食を
イスに座りながら作ってくれた。
新婚生活をしているみたいで、本当に幸せな
朝食だった(*^^*)