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恋愛っていいことなの?

第12章 一難去ってまた一難


涼介side

二日酔いといろいろ考えすぎて、もうぐじゃ

ぐじゃだけど、仕事にいかなくてはいけない。

ボロボロの状態で仕事に行く準備をしている

と、優輝から連絡があった。

「なんだよ?」と不機嫌に出ると、

「ちゃんと昨日のことを説明したいから、

今日時間を作れるか?」と真剣に訊かれた。

あぁ、こいつはうやむやにする気はなく、

俺にちゃんと向き合おうとしてくれてると

思ったので、

じゃあ、8時に俺の家で話そうと約束した。

そして、今日も学校で授業があるので美術室

に直接向かった。

出来れば女性教員たちや美琴にも会いたくない。

でも、こういう時に限って美琴に会って

しまった。

美琴は俺に気がついて

「涼介、昨日助け出してくれてありがとう」

「今日、話をできないかな?」

と真っ直ぐ俺の顔を見て訊いてきた。

本当に美琴も俺のことを大切に考えてくれて

いると伝わった。

今日、優輝と9時に俺の家で話すことに

なってるからと言うと、

「じゃあ、私も必ず行くからね!」と言って

去っていった。

約束した時間は、8時からだけど優輝と1対1

で話がしたいから、遅い時間を伝えた。

本当に優輝も美琴もこういう時に逃げない。

それは俺には真似できない。

あの時、女性教員に囲まれていた時に逃げな

ければ何か変わってたのか?

と考えてしまうが、今さらしょうがない。

これからはもっと周りを見ないといけないな

と反省した。
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