第12章 一難去ってまた一難
美琴side
誰かが優しい声で「美琴」と私の名前を呼ん
でる。
もっと呼んで欲しくて、手を伸ばすと唇に
暖かいものを感じた。
そして、なんか息ができなくて目を覚ました
けど、まだ眠いよ (-_-).。oO
でも、誰かが必死に起こそうとしている。
優輝? なんでキスされてるの? と分かんない
ことばかりで、全部それを口に出していたら
しく、優輝はそれを寝ぼけた私にも分かる
ように答えてくれた。
やっと今の状況を理解して、
「優輝、ありがとう m(__)m 」
「私が一人だったらとても怖かったけど、
優輝がいるから冷静で居られるよ (*^^*) 」
と感謝の気持ちを伝えた。それから、
「携帯で警備の方に連絡するね!」と言って
携帯を探していると、ちょうど携帯が鳴った。
確認すると、涼介からのメールで
「今、お前はどこにいるだよ ( ̄ヘ ̄メ) 」
とちょっと怒っているようだ。
そして、着信履歴を見ると涼介からの電話で
すごい回数だった。
そのため、もう充電がヤバくて電話はかけれ
そうにはない。
だから、涼介にメールで
「社会準備室にいる」とメールを送ると
充電が切れた。あ~あ、本当についてない
な。仕方ないので
「ごめん m(__)m 」
「充電なくなっちゃって (笑) 」
「優輝、携帯持ってる?」と訊くと、
「俺の携帯は車の中 (笑) 」
「まぁ、仕方ないから閉じ込められとくか」
と諦めて笑っていたから、私ももう頑張って
出ようと思わなくなり
「そうだね!」
「なんかサークルでみんなと合宿した時
みたいだね」と言うと、優輝はちょっと拗ね
ていて
「じゃあ、その時と違うことを証明して
やる」と言って、優輝は私を思いっきり抱き
しめ、服を乱しながらいろいろなところに
キスをしてきた。でも、怖くない。
そして、もっとその温もりが欲しいと思って
しまう。だから、
「優輝、好きだよ (*^^*) 」
「もう優輝の好きにしていいよ」
と言って、私は理性を放棄した。