第3章 第一章
五年後
私はどうやら長曾我部国親の第一子つまり長曾我部元親として産まれたらしい。
しかも、鏡をみて気付いたのだが、銀髪に蒼と赤のオッドアイ。
つまり、BASARAの元親として転生したらしい。
そして、この銀髪にオッドアイのせいで魔除けとして、女装させられてるのだ。
これが、俗に言う姫若子と言うわけだ。
「やさぶろー」
『なんですか姉上?』
前世の記憶がある所為か、体は弱いが一歳前で立てるように成ったり、口も達者だ。
「いっしょにあそぼ?」
『いいですよ。なにしてあそびますか?』
それを気味悪がる奴等もいるが、父親と母上、姉上や弟達は気味悪がらないから気にしない。
「いったーい!」
「あらあら」
『だいしょうぶですか?姉上』
いま、弥三郎は姉上と母上と一緒に裁縫をやっている。
上の会話で少し解るとおもうが姉上は見事に針を指に差した。
(姉上不器用なんだ…)
「だいじょうぶだよ。」
『良かったです。』
「一応お薬もらって来なさい。」
「はい。じゃあねやさぶろう。」
『はい。またあとで。』
「にしてもこんな巾着作っちゃうなんて弥三郎は器用ね~男の子にしとくのが勿体無いくらい。」
『ははは…(精神は女だよ…)』
土佐は平和です。