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銀魂 - 雪月花 -

第83章 悪気のない天然の方が罪な事もある。


一方その頃、銀時は。


(葵咲:とりあえず上手く撒けたな。まずは手始めに沖田(ドSバカ)から祓うとすっか。)


屯所へ戻ってきた銀時は屯所内を練り歩き、総悟の姿を探した。


葵咲「おっ、いたいた。そーちゃぁ~ん♡」


とびっきりの笑顔を作り、甘ったるい声で総悟に呼び掛ける。駆け寄る銀時に気付いた総悟は、少し驚いたように目を丸くしながらも、銀時へと笑顔を向けた。


総悟「あれ?葵咲。どうしたんですかぃ?今日は休みじゃ…。」

葵咲「うん。そうなんだけどぉ、そーちゃんと…一緒にいたくて。」


もじもじと後ろ手に組みながら、床に落とした視線からの上目遣い。究極のブリっ子ポーズだ。これにグッとこない男はいないだろう、そう思いながら内心黒い笑みを浮かべる銀時。それに応えるかの如く、総悟は少し頬を染めながら笑顔で提案した。


総悟「…じゃあ、良かったら今から一緒にお茶でもどうです?」

葵咲「うん♡行く~♡ありがと、そーちゃん♡」


顔の前で両手を合わせ、片足をぴょこっと後ろに挙げて喜びのポーズを決める。総悟は廊下を歩き出し、銀時はそのすぐ後ろを歩きだした。そう、漆黒の笑みを浮かべながら…。
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