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銀魂 - 雪月花 -

第82章 マウスの実験はあてにならない。


銀時「やっぱりそのつもりなんだ!?私の裸見てあざ笑うつもりなんだ!?私は実はデブだって周りに言いふらされるんだァァァァァ!!」

一郎「いや違うだろォォォォォ!もっとエロイ方向で考えて!」

葵咲「無理だな。コイツの頭じゃそれは無理だな。」


葵咲の事をよく知る銀時は葵咲の色恋妄想力の低さを知っており、素でツッコミを入れてしまう。だがそんな銀時のツッコミなど耳に入れていない葵咲は、怒りの表情のまま銀時をキッと睨む。


銀時「絶対許さないから。原因がイレカワールならその後の展開もスケットダンス方式だからね。トイレとお風呂は目隠しヘッドホンスタイルよ。」

葵咲「んな事イチイチやってられっかよ!思春期のガキじゃねーんだよ!んな事しなくても何もしねーよ!」


スケットダンス方式とは。ボッスンとヒメコが入れ替わった悲劇の回。トイレに行った際にボッスン(外見ヒメコ)は、耳にはヘッドフォン(大音量)、目にはアイマスク、更には鼻栓までさせられたのである。はっきり言ってめちゃくちゃ面白かった。傍から見れば。だがそれを敢行させられる側はたまったもんじゃない。それを避けようとする銀時だったが、葵咲の眼光は鋭いままだ。


銀時「信用ならん。それが承諾出来ないなら今からスケットダンス寝る時方式遂行。」

葵咲「やーめーろォォォォォ!!分かった!風呂には絶対入らねぇ!トイレしたくなったら連絡する!だからせめて小音量ヘッドホンでお願いします!!」


ちなみに寝る時方式とは、手足を縛り付けられて全く動けない状態にさせられる事。そんな事をされては折角の銀時と一郎兵衛との共闘が台無しである。これには銀時が折れて葵咲の申し入れを受け入れるより他なかった。
受諾はされたものの、やはり疑わしい。葵咲がなおも睨んでいると、銀時は葵咲を納得させるように言葉を付け加えた。


葵咲「つーか八時間くらいだったらトイレも我慢出来んだろ?トイレにも行かねぇ!約束する!破ったら針千本飲む!」

銀時「いや、私の身体で飲まないでよ。」


そこまで言われて葵咲はしぶしぶ銀時を自由にする事にした。
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