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銀魂 - 雪月花 -

第81章 何を考えてるのかなんて本人しか分からない。


土方は疑問符を浮かべながらも松本に聞かれるまま、当時の状況について説明した。当初は葵咲が周りの誰にも相談する事なく単身敵地に乗り込もうとしていた事から、高杉に刺されてしまうに至る経緯を。


土方「だからまぁ確かに最初は葵咲(あいつ)を斬る事も考えたが、最終的にはそうならなかったって事だ。刺したのは過激派攘夷浪士、鬼兵隊総督の高杉晋助だ。」

松本「・・・・・。」


土方から話を聞き、眉根を寄せて更に険しい顔を浮かべる松本。土方はまた苦言を呈されると思い、ふくれっ面を浮かべながら更なる捕捉を口にする。


土方「…言っとくが、一人で突っ走った葵咲(アイツ)が悪いとか、あいつに責任押し付けたりもしてねぇからな。」


その捕捉的言葉を聞いて初めて松本は口を開く。だが視線は合わせず、下を向いたままだ。


松本「いえ、そこは問題では…。」

土方「?」


再び考え込むように沈黙を落とす松本を見て、土方も眉根を寄せた。


土方「なんだよ、一体何が…。」
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