• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第78章 天は二物も三物も与えはしない。


松本「院長回診で先頭を歩く日はいつ訪れるのやら。」

銀時「どんな夢ェェェェェ!?すげー小せぇ夢なんだけど!!」


まさかそんな夢が語られるなんて思ってもみなかった。松本の衝撃の夢にツッコんだ銀時だったが、松本は眉根を寄せてふくれっ面で銀時を見据える。


松本「白い●塔、格好良いじゃないですか。それにそう簡単に出来る事じゃないですよ。叶えるのは難しい大きな夢です。」

銀時「確かに格好良いけど!大病院の院長になるのは難しいけど!そういう意味の小さいじゃねーよ!つーかそれで医者になったの!?逆に凄くね!?」


夢が小さいというより、当人の器が小さく見える。権力重視ではないか。その事にも衝撃だったが、そんな目標で難しい医師免許を取得出来ている事に何より驚かされた。
そして松本は何かに気付いたようにピクリと片眉を上げる。


松本「ん?銀時さん、そこに立ってもらえますか?」

銀時「?」

松本「・・・・・。」


言われるがままにその場に立つ銀時。松本は顎に手を当てながら、銀時の顔をじっと見据える。いつになく深刻な表情を浮かべる松本に、銀時は不安が込み上げてきた。


銀時「何?何かあんの?」

松本「っ!?…貴方に犯因症(はんいんしょう)が…!」

銀時「あるわけねぇだろォォォォ!!今度は為頼先生!?つーかお前どんだけ医者モンのドラマ見てんの!」


西島●俊演じる為頼英介(ためよりえいすけ)、ドラマ『無痛~診●る眼~』の話である。犯因症とは、犯罪に走る人の顔に現れる独特な特徴の事である。
勿論、架空の話だ。先日のドク●ーX、今日の白い●塔に続き、無痛まで出てくるとは。
/ 1377ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp